さてさて。
久々に日記らしい日記。
金曜の夜のこと。
前の仕事のつながりのお世話になった方で、
本職をこなしながら自ら劇団を持ち、
なおかつ脚本を書いて演出をするという非常に多才な方から
お誘いを頂いていたので、今回お邪魔することに。
いやあ、芝居を観るなんて実に久々なのだ。
キャパは150人ぐらいのこじんまりとした会場だったが、
小屋自体は新しくとてもキレイで、西欧風のオシャレな雰囲気であった。
あいにく天気も良くなかったが、その方のツテというか、人徳の成せる業(?)なのか、
駅から少し離れた住宅街の中にあるそこは、
何だか場違いなくらい盛況であった。
19時30分。
”レイトショー”は開幕。
お話的に「ちょっと・・・(汗)」という部分も、
正直言って無いことも無かったが、
舞台上の役者全員が厳しい稽古をしてたんだな、と、
客席までビシビシと伝わってきて、素晴らしかった。
やはり、稽古・練習・努力は裏切らない。
特に素晴らしかったのがラストシーン。
テレビ的な演出が功を奏した形で、死んでしまった娘を見送る母親。
そしてその娘。実際には母親しか舞台上には居ないのだが、その様。
天に還っていく娘の姿が実際に見えるようだった。
その帰り。
かなり遅めの夕食。
一人で食べる松屋の豚めし。
せっかく、自分にとっては珍しく芸術的(?)なことをしたのに、
普段からよく行く松屋で、いささか雰囲気出ないメシであるけど、こういうのも悪くないかな。
いつもとはちょっと違う金曜夜の一人メシ。
久々に演劇の空気に触れられて、
しみじみとした感情を噛み締めながら頂いた。