
さてさて・・・
先日、サッカー評論の先生の評価を評価する日記を書いたのですが、
またしても素晴らしい!!と思ってしまったのでご紹介させて頂きます。
【杉山茂樹コラム】日本代表は良くない方向に進んでいる
改めて言いますけど、とにかくスゴイ。
やっぱりこれでメシを喰ってる訳ですから、
何というか文章の端々に責任感と言いますかね、スゴイですよね。
一本スジが通ってると言いますかね、
批判はするけど俺ぁ謝罪はしねえぜ!
というある意味で潔さもありますし、
とにかくこの先生は異彩を放たれてらっしゃいます。
そこが憧れるぅ!です。
で、選手の採点と評価は置いておきまして、
後半の総括の部分をご紹介させて頂きます。
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原(強化委員長)サンは、このザッケローニの采配をどう見ただろうか。
攻撃サッカーを標榜する指導者の中で、
彼は監督探しをしてきたはずだ。僕が原サンなら裏切られた思いでいっぱいだろう。
なるほどねえ。
まあ、確かに攻撃サッカーも大変結構ですけど、
中東での大会で、中東のチームとばっかり試合しなければならなくて、
しかも格下(FIFAランク的に)の国と当たるアジアカップ。
日本代表の対戦相手は、
基本的にガッチリ引いて守って速攻カウンター
・・・というのがとりあえずの常道。
そんな中、先生の標榜される攻撃サッカーにて突撃して、
カウンター食らってハイ、さよなら〜という試合してくれたら、
寝不足になって昼間の仕事に支障を来たすこともないよなあ・・・と、
危うく先生のご意見にナットクしそうになってしまいますw
まあ、この辺は屁理屈的なことなので置いておきますがw
先生のお考えはよく分かりましたし、納得しました。
ただ、原サンの”サン”は止められた方が良いのでは。
人を小バカにしているようにしか思えませんよ。
(ってマジメに書いても仕方ありませんがw)
ザッケローニにはもはや笑いは一切ない。
その表情及びコメントには、余裕を感じることはできないのだ。
絶対負けられない戦いの渦中に放り込まれたような、
まさにいっぱいいっぱいの状態に見える。絶対に優勝しろ!と、
国民から強くせがまれているわけでもないのに、だ。
これも確かにその通りだけど、
会見で『ええ、余裕っすよ〜(ヘラヘラ)』とザックにされても、
それはそれで困るなw
(こんな評価で良いのだろうか。汗)
メンバー交替にもそれは端的に表れている。選択肢はないに等しい。
先発メンバーで押し通すのみ。オプションはない。
絶対に負けられない戦いをしてきたことで、
選択肢を自ずと狭めてしまったわけだ。
言い訳も目立っている。コンディションの悪さ、準備の悪さ、
これは仕方ないよなあ。
シーズオフな上に、直前まで天皇杯があって、
しかもケガ人続出で、満足に練習する時間もメンツも足りない中、
アジアカップという超ガチンコな試合をこなしながら、
実践練習を同時に行っているようなもんで、
ザッケローニ監督にすればこれは本当に良くやってらっしゃる・・・と、
思う素人考えであります。
メンバーの若さを必要以上に、アピールしている。
「W杯予選を見据えて若いチームを連れてきている」
と言うが、このチームのどこが若いのか。
欠けているのは、ほぼ闘莉王一人。
えっ。
川口能活、楢崎正剛、中澤佑二、
中村俊輔、稲本潤一、玉田圭司・・・
試合内容の分析も独善的だ。
えっ、先生・・・
彼は、韓国のサッカーについて、一応賞賛したものの、
日本が押し込まれた原因は、フィジカルとロングボールだと語っている。
その通りだと思うんですが・・・
あとは、いちいち笛を吹かれて、
TVで解説者の方も再三おっしゃってましたが、
ちょっとでも手がかかったり、触れればファウルみたいなジャッジが、
韓国に良い方に作用した・・・とも言えるのでは。
(向こうが主審を上手く利用したシタタカさは褒めるべきでしょう)
さらに「日本はどこよりも良いサッカーをしている」とも語っているが、
少なくとも僕にはまるでそう見えない。
本田頼みのサッカーと言うべきなのだ。
残念ながら、監督の力を感じることはできない。
本当に試合をご覧になってるんでしょうかねえ。
韓国戦の前半、向こうが体力を温存していた・・・のかも知れませんが、
それを差し引いたとしても、同点ゴールを生み出した一連の流れや、
セカンドボールを拾って、縦に素早くボールを入れたり、
右に左に大きくピッチを使ってゲームを組み立てたり、
とてもアジアレベルでは無かったように思いましたが・・・。
(まあ、ヒイキ目なんですけどねw)
>本田頼みのサッカー
それが何か問題でもあるんでしょうかね・・・
かつて、ラモスだったりカズだったり、ヒデ、俊輔・・・と、
必ず”○○頼み”となる選手は存在していた訳で、
むしろ中心になる選手が居ない方が問題なのでは・・・?
もしも、もしもですよ。
頼りとなる選手が全く居なくて、
そんな地味〜な日本代表だったら、それはそれで
日本代表にはチームの柱となり得る選手が存在しない。
世界には、困ったときに頼りになる大黒柱が必ず存在する。
そのような選手を招集できない今の監督には、
残念ながら、監督の力を感じることはできない。
みたいな記事をサカダイあたりで書いてたりしてw
・・・あ、これは決して批判めいたことではなく、
それだけ先生はフレキシブルな文章が書ける方、
だと思ってのことなのですね。念のため。
(何のフォローだよw)
就任直後に行われたアルゼンチン戦は素晴らしかった。
続く韓国戦も上々だった。さすがザッケローニと、
僕はその時、素直に感心した。
試合内容を採点すれば「7点」は有に超えていた。
だが、これまで戦ったアジアカップの5試合の中で、
「6点」を付けられる試合は一つもない。
すげえなあ。
こんなに偉そうな雰囲気を出せる文章って、
なかなかないよなw
かつて世界最高峰のサッカーリーグと呼ばれたセリエAで、
ユーベ、ミラン、インテルという名門クラブを率いて、
ミランではスクデット(優勝)も獲得された監督に対して、ですよw
この俺様が「7点」も付けてやってんだからな!!!
・・・みたいなココロの叫びが聞こえてきそうです。
韓国戦の前半だけに限れば「6.5点」を出せるが、後半以降は尻すぼみ。
辛口やなあ・・・
確かに何回かあった得点のチャンスをモノに出来なかったという、
マイナス要素はあるかと思いますが、それを差し引いても辛いなあ。
じゃあ、あとどんな試合したら7点以上になるのかとw
準々決勝で120分を戦い、さらに日程的に不利な
中2日の戦いを強いられた韓国に対して、である。
韓国選手の動きには、明らかにキレが感じられなかった。
先述の主審とピッタリはまった面はあるかも知れませんが、
日程的な分の悪い中、韓国の選手たちのプレーぶりは、
敵ながらアッパレだと思ったんですが・・・
にもかかわらずザッケローニは「韓国の疲労に期待したが、
彼らはいつも通りの動きで予想が外れた」と、語っている。
でしょうねえ。
大袈裟に言えば、大会中の全てのコメントに、僕は違和感を覚えるのだ。
日本代表は、明らかに良くない方向に進んでいる。
韓国戦は本田と主審の笛に助けられた一戦。
決勝進出を、素直に喜ぶ気にはなれないのである。
いや、ボクは先生の文章に違和感を覚えるものですが、
主審の笛に助けられたのは、どちらかと言えば韓国の方でしょ?
いくら好きな国だからってこれは頂けません。
この文章も良くない方向に進んでますよ先生。
あの前半のPKが無ければ、
1−0の90分間で終わってた試合だったし。
まあ、あくまでも結果論でしかありませんが。
いよいよ今度の土曜日は決勝なんですが、
先生の筆は益々冴え渡るか、乞うご期待!!
・・・したくはないんですがw
しかし、どんなに良い試合したからっていっても、
それを手放しで褒めたら、仕事が無くなるのかね、こういう人たちは・・・。
謎だ。(あんまり詳しく知りたくもないけどw)
<参考リンク>
●【サッカー】杉山茂樹サン「日本代表は良くない方向に進んでいる。
韓国戦は主審の笛に助けられた。日本の決勝進出を喜ぶ気になれない」
(芸スポまとめblogさん)





謝罪の技術
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