2013年10月12日

【サッカー】気持ちの余裕の差 〜セルビア代表戦を見る

serubia.jpg
















さてさて・・・




サッカー日本代表の欧州遠征第一弾、
セルビア代表との試合でありますが・・・








日本代表、後半守備乱れる=サッカー・セルビア戦


 日本は後半に守備が乱れた。前半は当たりの強さと
ピンチで無理をしない確実な守備で無失点。

しかし、日本が主導権を握った後半は、前に出たところを
逆に素早く攻められる場面が目立ち、後半14分とロスタイムに失点した。
 攻めでは後半、清武らを投入してリズムをつかんだが、
何度かあったチャンスを決定力不足で生かせなかった。 (ノビサド時事)


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101200063&g=spo














全体的にとても判断が難しい試合だと思いました。
(もちろん負けているので良いわけは無いのですが)






まあ









こういうこともあって、
モチベーション的に難しい試合ではあったと思いますが、
それにしても向こうが強(したた)かだったというか、
やはり戦い方が上手いなあと率直に感じましたね。




デカイ、速い、上手い



この三拍子揃っているのも当然ですけど、
180後半から190越えの選手であろうと、
安易に縦ポンサッカーをして来ないところに、
さすが東欧のブラジルと呼ばれた旧ユーゴの国の選手だと思いましたわ。





日本代表はベストメンバーだったのですが、
コンディション面で到底ベストでは無かった・・・と。
前線の動き出しの少なさも気になりましたし)






●香川真司・吉田麻也

ベンチやベンチ外で試合勘が衰えている選手


●本田圭佑・遠藤保仁・今野泰幸

香川や吉田とは対照的にずっと試合に出続けている選手


●長谷部誠・岡崎慎司

試合には出ているものの、
クラブであまり調子が出ていないメンバー






こうした面々"ギャップ"後半に出てしまい、
そしてこんな結果に繋がったのかな・・・と。





そして、それ以上にテレビから感じたのは、



余裕の無さ



この部分。




たとえば後半は1TOPにも入りましたが、
岡崎選手前半のチャンスを迎えた香川選手




岡崎選手はクラブでの不調を引きずり、
代表の得点源であるのにも関わらず、


ここで何とか挽回せねば!


気負って空回っていた印象だし、
香川選手の方は明らかに試合勘の無さと、
やはりリーグで出られていない分、


ここで取り返さねば!


と、空回っていた印象。





そしてそれは同じ左サイドの長友選手にも、
悪影響を及ぼした感が見ていてありました。





右サイドバックの内田選手と、
途中から入った清武選手の絡みは可能性を感じたし、
(この試合の本当に数少ない収穫か?)


もっと早く乾選手のような"仕掛ける選手"が出ていれば・・・


・・・とは思いましたが、
それでも結果は変わらなかったでしょうねえ・・・




かつての長谷部キャプテンもそうでしたが、
代表選手の"リハビリの場"みたいになっている現状。
これ自体が非常に厳しいなあ。






2失点目は、まあこちらが負けていたし、
追いつくために前がかりになっていたところですから、
これはある程度仕方ないでしょう。
(それでも細貝選手のミスは頂けませんが)




問題は1失点目。




機能不全を起こしていた日本の左サイドを引き裂かれ、
守備の人数が揃っていたにも関わらず、
ゴールを奪われてしまった形・・・



もちろん相手のドゥシャン・バスタに、
ゴールを決めたドゥシャン・タディッチを、
もう褒めるしかないのですが、
あの正確なトラップからシュートに移る速さ
これぞ世界レベルといったところでしょう。





記憶がうろ覚えで恐縮ではありますが、
まだまだ日本がフランスW杯に出たぐらいでしょうか、
確か雑誌Numberだったと思うのですが、



日本と世界の一番の差


それはトラップからシュートに移る、
0コンマ数秒の速さ


そこに尽きる。



・・・みたいなことが書かれてまして、
ドゥシャン・タディッチのゴールを見て、
それを思い出してしまったのです。




セルビアのように大きくて速くて
上手いDFが世界にはゴロゴロ居る。



この試合でもよくあったシーンですが、
ある程度までは崩せて、シュート!というシーンで、
相手の身体に当たってしまう。



相手DFの寄せの速さに、
日本の選手のシュートの速さが負けているということですね。



これはクロスラストパスも同じこと。



ここで通れば1点ものの大チャンス!


・・・という場面でも相手に当たってクリアされてしまう。




まだまだそういった面では世界との差は、
歴然としたものがある。



監督を替えろ!


と言ったり、


◯◯を何故使わない!!


などと言ったところで急には変われない。





だけど、まずは選手自身の気持ちからでも、
変わっていってもらえれば、
次のベラルーシ戦はまた違った結果になるのでは。





逆に言えばここで変われなければ、


来年のブラジルのピッチには立てない


そのぐらいの気持ちで次の試合は臨んで頂きたいものです。









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posted by RT at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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