さてさて・・・
またしても代わり映えなきB級グルメなのですが、
なんか久々に松屋に行ってみたのです。
プレミアム牛めしなるものを食しに。
(まあ、食しにってほどのものじゃないでしょうが)
導入当初は色々と従業員の方が戸惑われたり、
なんか色々とあったようですが、
当然ながら今はすっかり落ち着いてらっしゃるようで。
・・・で、店に行ってみて気がついたのですが、
フツーの牛めし(今までのヤツですね)と、
ワンランク上のプレミアム牛めしがあるよ〜
・・・というものではなく、
プレミアム牛めしオンリーに切り替えた
ということだったのですね。
今さらながら気がついた次第。
(そりゃあ色々と戸惑うよなあ)
それはさておきまして、
とりあえずプレミアムって何よ?
という素朴なギモンを解消すべく、
頼んでみた次第なのですね。
来ました。
う〜む・・・
話題(?)になっていた七味かあ・・・
確かにこれはプレミアム感がありますね。
おまけに松屋と言えば
味噌汁がついてくるのが定番
ではありますが、お椀にフタがついていて、
そこのところも高級感が出ているというか、
プレミアムな感じが致します。
まあ、本体である牛めしは、
やれ化学調味料不使用だの人工甘味料、
合成着色料、合成保存料は一切使用してない
と、店内のポスターでも大々的にうたわれてますが、
見た目だけでは判断しかねますね。
(当然ながら)
なので、早速いただいてみます。
(相変わらず回りくどいな)
う〜む・・・
ウマイ・・・けど、なんつーか表現に困るのですが、
上品なお味になったような気がします。
牛めしに上品もへったくれもねえべよ
・・・と、突っ込まれても返す言葉がないのですが、
とにかく食べてそんな感じがしてしまったのだから仕方がなし。
方向性としては吉野家の牛丼っぽいか?
旨味や甘みもとにかく上品、
優しい味わいとなった感じがします。
(あくまでも個人の感想ですけどね)
そして、本体よりも気になっていた黒胡麻焙煎七味。
栓を抜いてふりかけます。
ファサリファサリとこれまたお上品にかかります。
これをかけたことによって味に変化が出たか。
う〜む・・・
確かに香ばしさというか、何となく、何となくですが、
山椒っぽい風味もするんですよね。
胡麻の風味よりも。焙煎することでそれに近い風味になるのかどうか、
それは不明ではありますけども。
辛さは全くない、と言い切ってもいいかも知れません。
まあ、身も蓋もない表現ですけど、
あくまでもプレミアムな雰囲気を味わうための、
一種のアイテム的な位置づけなのかも知れません。
ただ、味噌汁はフタがついたことによって、
あくまでもイメージの問題でしょうけど、
以前よりも美味しく感じました。
(たまたまなのでしょうが)
<結論>
当然、悪くないです。
> 化学調味料・人工甘味料・合成着色料
> 合成保存料を使用しておりません
ということで、食の安心・安全を追求する姿勢は、
大変素晴らしいとすら思います。
・・・が。
以前からの松屋ファンから致しますと、
この方向性で良いの・・・?
と、思わずにはいられないのですね。
先ほど
牛めしに上品もへったくれもねえべよ
・・・と、書きました。
そうなのです。
牛めしですから、高級志向って、
そもそもその存在と相反するものではないかと。
そう思ってしまうのですね。
以前の言葉は悪いですが、濃くて下世話な味、
卓上の調味料でその都度その都度、
味を変えながら楽しめる、大雑把な味。
(注:褒め言葉です。汗)
それが無くなって、上品な方向を目指してしまったら、
その前方には既に吉野家が走っているワケで・・・
(異論は認めますが。汗)
こうした上品系(?)な味の、
牛丼(めし)だったら吉野家でイイや
・・・という方も少なくないかも知れません。
まあ、あくまでも個人的な感想になってしまいますが、
後追い(?)的なプレミアムな路線よりも、
松屋だからこそ出来る路線があるんでないかい?
それでも安いと言えば安いのですけど、
プレミアム牛めしを食べてしまったことで、
もう一度あの牛めしを食いたい
・・・と、返ってそう思ってしまった一杯でございました。。。
個人的満足度:★★★☆☆
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