【ラーメン】望郷の味・・・中華そば みたか

さてさて・・・





またしてもラーメンなのですが・・・







中華そば江ぐち





孤独のグルメの原作者としても知られる、
久住昌之氏がこれで小説を書いてしまうぐらい、
知る人ぞ知る名店でありました。






孤独の中華そば「江ぐち」 -







自分も、相当前ではありますが、
一度だけ訪れたことがあります。




味は・・・おぼろげながらではありますが、
非常に正統派は東京風な中華そばで、
麺は自家製らしくゴワゴワとした食感で珍しく、
店主の人がらあふれた温かみのある味わいだったと記憶しております。







漫画家でエッセイストでもある東海林さだおさんが監修した



ラーメン大好き！！



という本で江ぐちの店主がインタビューを受けられていて、



麺はすべて自分のところで打つ
地粉（地元、武蔵野の小麦）しか使わない



・・・的なことを仰っていて、
なるほど、茶色く、野武士のような雰囲気の麺でありました。
（どういうことだよ）






そして、時は過ぎ・・・





三鷹に行く用事が出来たので、
江ぐちってまだあったかな・・・





と、調べてみましたらば、ああなんということか、
もう数年も前に閉店していたのですね・・・






まあ、確かに自分が訪問した時も
決して若いとは言えなかったし、
上記の本のインタビューに至っては





1982年（！）





・・・のもの。昭和57年っすよ・・・





もちろん自分もリアルタイムでこの本を読んだワケではなく、
東海林さだおのエッセイを追っかけているうちに出会った一冊。





しかし、1982年・・・




その年に産まれた方は、34歳・・・



綾野 剛 　櫻井 翔　村上 信五　向井 理　滝沢 秀明



主な方々ですが、これを見ると、




ほう、まだまだイケるじゃないの




・・・と、思いますが




岩政 大樹 　渡辺 匠 　佐野 裕哉 　田原 豊　上本 大海




こちらを見ると、お、おう・・・となってしまいます。
（何故かサッカー選手シリーズですが。汗）





それだけ時間が経っている、ということですね。





諦めようかとした時、
江ぐちを引き継いだお店があると判明しました。





しかも、同じ立地で。




お弟子さん（？）というか、
働かれた方が立ち上がられたとか。




これは行くしかねえ




・・・そう思って、11時の開店時間に訪問。
















ビビリました。





行列こそないものの、すでに席はいっぱい。





どれだけ出足が早いんだよ・・・
（おめーもだよ！）














カウンター内は、白いタオルを頭に巻いて、
とても体格の良い、そしてとても明るく
愛想の良いお兄さんが、応対してくださいました。





ラーメンの大盛りを注文。





それで500円というのがスゴイ。





ものすごい手際よくキビキビ動き、
それでいて非常に接客も素晴らしく、
非の打ち所がない。（マジで）






ちょっと気をよくして、
出来上がる前の追加トッピングで卵を注文。





生にしますか？茹でますか？半熟にしますか？




半熟でお願いします。




そう言うと、卵を割って麺を茹でる鍋へ投入。




ものの数十秒で茹で上がり、
チキンラーメンのCMに登場してもおかしくないような、
ちょうど良い感じの目玉焼き状に固まった卵が。






それをラーメンの上に載せ、




お待たせしましたぁ！




・・・と目の前に供されました。
















早速いただいてみます。











＜結論＞











もうね、言葉にならんのです。




感動して。




あの味、あの懐かしい味だよ。





スープは野菜や鶏ガラ、
煮干しとかで丁寧にダシを取ったのでしょう。
しみじみと良い味が出ています。





麺は、あの時のまま。茶色くてボソボソしていて。





しかし、あの当時の記憶では
もっと固かったような気もしましたが、
麦の風味というんですかね、
良い意味での青臭さがガツン！と来るような、
そんな野趣あふれる味わい。





養殖なんかじゃねえ、天然モノの味わいって感じです。





そして、次から次へと来る客。




後から2人来たので、
自分が席を一つずれて2つ席を作ってあげると、
もうこちらが逆に恐縮してしまうぐらい感謝されました。




本当に身も心もポカポカと温まるような味。




そして、それに惹かれて引っ切り無しに来る客。




店主の人ガラも立派な味のうちなんだなあ




・・・本当にそう思いました。





今まで数々のラーメン店に行きましたが、
今までで一番気持ちのよい接客だったと言えます。





ああ、また行こう。





この店に行くために、三鷹に行こう。







・・・そう思って、冬の足音が近づく三鷹を後にしたのでありました。。。









個人的満足度：∞



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