2007年07月31日

ガリガリ君をかじりながら考えた夏の日、の巻

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日曜は選挙に…


自分が住んでいる地域の投票所は、
かつて通っていた小学校のそばの公民館
(厳密には違うのだが、他に説明しようがないので)
である。

午後から予定が入っていたので、
昼前に投票所へ出かけた。

かつての通学路をのんびりと歩こうと思ったのだ。


その投票所までは、
のんびり歩いて15分ぐらいだろうか。

遠くで聞こえるセミの鳴き声と、
小学校から聞こえてくるサッカーに興じる子供たちの歓声。
青々と茂る田んぼを吹き抜ける風に、
束の間の蒸し暑さを忘れる。

小学校の時には、
随分と長い距離に感じたものだが、
いざ歩いてみると『こんなにも近かったんだな』と、
つくづく思う。

子供の頃に通った駄菓子屋、
ガンダムのプラモをよく買いに行ってた模型店。
(ちなみに、ジオン軍にしか興味がなくて、
その中でも量産型ザクが一番好きな子供であった)
たまのゼイタクに何度か連れて行って貰った中華屋…


全ては遥かな光景となってしまったようだった。


そんなことを、
蒸し暑さの中ぼんやりと考えつつ
冷房の効いた投票所に入る。
キリリとした冷気が外の熱気でボワンと緩んだ身体を
引き締めてくれるようで何とも有り難い。


投票を無事に終え、
会場の隣りにある駄菓子屋ふうの商店に立ち寄る。

ここは自分の通学路とは逆の場所にあるので、
そんなにしょっちゅうは行かなかったのだが、
それでもまだこうして存在し、
頑張っている姿を見るのは嬉しいものだ。

しかし、そこで雑誌のラックを見て少しグッタリとしてしまう。

ここは、当然ながら小学校から非常に近く、
下校する小学生たちがたむろするような店である。

そこには18禁の雑誌があるわあるわ…。
しかも、グラビアとかのカワイらしいヤツじゃなくて、
かなりドギツイもの…

確かに、店主がキチンと見ているし、
まさか小学生たちがレジに持って行ったところで
売らないだろうが(と、信じたい)、こういう
「子供の目につく場所に堂々と置いとくのってどうなん??」
と、思ってしまうのだな。


グッタリしつつも、
暑いのでガリガリ君ソーダ味を購入。
それをかじりつつ(良い年して何やってんだか。笑)
今度は行きとは違うルートを使って帰る。

より『本式な』通学路で帰るためだ。


色々な事件があったせいか、
校門はあの頃とは考えられないぐらいのセキュリティぶり。
そして、プールには外から見えないように
フェンスでしっかりとガードされていた。

聞いた話だと、
いくら小学生とはいえ高学年の女子ともなれば
色々と気を使わなければならないことが多いようで、
校門同様こうした措置もやむなしなのだろう。

しかし、現在の状況を考えたらこれが当たり前であって、
いかに自分たちの頃がオオラカだったというか
牧歌的な時代であったか・・・と、
過ぎ去りし遠き日々に思いを馳せる・・・


子供を取り囲む状況は日々激変している。
大人の責任は果てしなく大きい。


ガリガリ君ソーダ味をかじりながら、
そんなことを考えた夏の日なのであった・・・

posted by RT at 00:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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